2021-06-24
そのノウハウ、資格になりませんか?
ビジネスモデルを考える時、たまに話題に上るのが「ライセンシング」です。
ライセンシングとは、自社が持っている特許や知財の使用を他社に許可し、収入源とする方法です。
小さな企業ではこのライセンシングに取り組むのは少し難しいかもしれません。
しかし、知的財産を収入源とする方法は、他にもあるのではないかと思います。
それは「資格にする」ことです。
調剤薬局業界では数年前から「在宅医療」に取り組む企業が急増しました。
国が在宅医療を推進しており、収益の柱になり得ることと、今の日本においては、在宅医療の推進は社会的な意義も大きいためです。
在宅医療に取り組むには、いくつかの課題がありました。
人員や設備の確保のほか、在宅医療を提供するためのスキルやノウハウの修得です。
特にスキル面で多くの薬局が困っていました。
何しろ初めての取組ですから。
そんな時、いち早く在宅医療に取り組んでいたとある企業が、在宅医療に関する学会を立ち上げるとともに、在宅医療に関する民間資格を創設。
講習会や資格の維持費を収益源とする活動を始めました。
これもある意味で自社の知的財産のライセンシングです。
自社のスキルやノウハウを有償で公開するとともに、一定の知識があること担保する資格を作り、その使用を許可するわけですから。
このような自社のノウハウに基づく資格は多数あります。
中には質の低い資格もありますが、先述の在宅医療に関する資格のように有益なものもあります。
あなたのノウハウを資格としてライセンシングできませんか?
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