「無料」というのはかなりパワーのある言葉です。
多くの人が「無料」のものに魅力を感じ、心を動かされます。
この「無料」の力を使って集客をしようというのがフリーミアム戦略です。

フリーミアム戦略はごくシンプルな内容です。

無償提供する製品・サービスで人を集め、有償バージョンの製品・サービスを追加利用してもらうことで、収益を上げるわけです。

このモデル、様々なビジネスが思い当たるのではないでしょうか？
スマホゲーム、スカイプ、LINE、ドロップボックス、Googleドライブなどもそうですね。
基本無料で、ヘビーユーザーは有償版を購入します。

このフリーミアムは昔から存在しているビジネスです。
無料お試しなんて、以前からありましたからね。
ところが最近になって、改めてフリーミアム戦略が脚光を浴びるようになりました。
その原因はネットです。

以前に比べ、今はとにかく大量に情報発信することができます。
それに伴い、無料サービスを利用する顧客を集めやすくなりました。
無料サービス利用者の一部が有償版を買うので、母数が大きければビジネスは飛躍します。

このフリーミアムを絵本の世界に持ち込んだのが西野亮廣さんです。
西野さんは絵本の原画を無料貸し出しし、全国各地で原画展を開催しました。
そうして話題を集めてから絵本を売ることで成功を収めました。

フリーミアムは様々なビジネスで適用できます。
無料で一定品質のものを提供でき、一定割合の顧客が有償版を購入してくれるのであれば、試す価値は大ありです。
無料提供できるものがないか探してみましょう。

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