2021-05-17
同業者に技術を伝えて新しい価値を創造!
コロナ禍を乗り切るための、新事業展開や業態転換のヒントになる事例を、「2021年中小企業白書」からご紹介。
成功のための気付きをシェアいたします。
【基本情報】
包丁さばきを伝授し、骨とりハモで町おこし!
【社名】出し茶漬け
【業種】飲食店
【規模】個人事業主 従業員1名
【従来の状況】
感染症流行で売上激減。
そこで地元でハモの消費拡大を目指す市場浸透戦略を採用。
味は良いものの骨が多く敬遠されがちな愛媛のハモを、より多くの方に食べてもらうための取り組みを実施。
【取り組み】
骨とり技術を広めるべく、技術を身に着けたい料理人を集め講習会を開催!
【取り組みの結果】
講習会後もSNSでつながりを維持し、共同で新メニューを開発するなど、今までにない取り組みが発生。
他店でハモを食べた人が自店にも来店するようになった。
将来的には骨とりハモ料理で地元の知名度向上と観光客呼び込みも狙う。
【成功のポイント】
直接的な売上アップではなく、町おこしを通じた取り組みという点が面白いですね。
短期的には競合を増やす可能性がありますが、骨とりハモという新しい価値を伝播させるため、地域ぐるみで取り組むことは有効だと思います。
【成功のポイント2】
講習会という単発の取組で終わらせることなく、SNSでつながりを維持したことで、新メニュー開発などの新しい価値創造に繋がりました。
取り組み全体を通して、長期的な視点で腰を据えて取り組む新事業展開と言えますね。
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