リピートを増やしたい時に、まずチェックすべきこと
昨日、こんなご相談をいただきました。
「お客さんがリピートしてくれないんです・・・」
良い商品を扱っているのにリピートしてもらえない。
辛いですよね。
リピート率アップは奥が深いテーマなので、何回かに分けて考えていきましょう。
今回は、リピートを増やしたい時に、まずチェックすべきことから。
そもそも、お客さんがリピートしたくなるときってどんな時なんでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
思いつきました?
例えば、新しい商品が欲しくなった時かもしれませんね。
もしくは今ある商品が壊れて買い替えたいと思った時。
または、もう一度経験したい時。
その商品を使うことで、とても良い経験をしたから、また経験したいと思った時なんかもリピートしたくなる時ですよね。
その時に、お客さんの頭の中にこのお店のことが真っ先に思い浮かぶかどうか。
ここが重要なポイントです。
我々お店側からすると、一度でも来店してくれたお客さんはお店のことをずっと覚えててくれる、と思いがちです。
けれど、実際はそんなこと無いんです。
3月20日は私の結婚記念日で、いつも妻と二人で食事に出かけます。
でも、去年行ったお店の名前、覚えてないんです。
詳しく思い出せないんです。
こんな風に、お店の記憶って、時間を追うごとに薄れていき、思い出しにくくなってしまいます。
パッとお店が思いつかないとき、お客さんは、どこか良い店がないかなって探し始めてしまいます。
そうすると、お店側は新規集客競争に勝ち残らないと、リピートしてもらえないってことになります。
新規集客は集客の中でも、一番難易度が高い課題です。
思い出してもらう仕組みがないと、勝てない戦場で戦い続けるようなことをしなくちゃいけなくなります。
だから、お客さんにリピートしてもらうためには、前提として、「商品が必要だ!」と
お客さんが思った時に、パッと頭の中にお店が浮かんでくようにすることが必要です。
そこでチェックしていただきたいのが、お客さんとつながり続ける仕組みを持っているかどうか、です。
もし仕組みがないのであれば、早急に作ってください。
もし仕組みがあるのにリピート率が十分でないのなら、コミュニケーションの量が足りていません。
よくあるのが、SNS。
SNSを活用してお客さんとつながりを作るのはとても良いことです。
でも、それだけでは不十分なことが少なくありません。
なぜならSNSはプル型のツール。
お客さんが自ら行動して、情報を見に来ないといけないツールです。
スマホを取り出し、アプリを立ち上げ、あなたのページを見に来るか、たまたまタイムラインに流れてきて、やっとあなたの発信が届くんです。
もちろん、お客さんのほとんどがインスタをやってる、とかFacebookをやってるとかなら、SNSだけで十分なつながりを作れるかもしれません。
でもそうでないのなら、別のツールを持ちましょう。
例えばアナログな手紙やニュースレター。
これらはプッシュ型のツールです。
プッシュ型は、お店側からお客さんに情報を届けるツール。
確実にお客さんとの接触を保ち、情報をお届けできます。
定期的にあなたの情報に触れ、定期的にあなたのことを思い出す。
そんな状態を作っておくと、お客さんが何か欲しいと思った時、真っ先にあなたのことを思い出してくれます。
ということで、リピートを増やすための一つ目のチェックポイントは「お客さんに思い出してもらうためのコミュニケーションは十分か」です。
もしあなたがもっとリピート率をあげたい!とお考えなら、チェックしてみてくださいね。
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