なんでニュースレターに近況報告が必要なんですか?
先日、こんな質問をいただきました。
「梅崎さんはいつも、ダイレクトメールやニュースレターに近況報告を書きましょうって言ってますよね。
なんでですか?
お役に立ち情報だけで十分じゃないですか?」
この質問をくださったのは、とある薬局のスタッフさん。
もっともっと地域に浸透して、健康相談してくれるお客さんを増やしたい!とお考えの方です。
お客さんとの関係を強くして、地域にファンを生み出そうとニュースレター作りに取り組み始めました。
その取り組みの中で、冒頭のご質問をいただいたわけです。
良いご質問なので、シェアしますね!
ダイレクトメールやニュースレターに近況報告を入れる理由。
それはズバリ!
「あなたから買う理由を作るため」です。
薬局をはじめ、小売業というのは大半が仕入れ販売です。
メーカーさんが開発・製造した商品を仕入れ、店頭で販売していますよね。
当然、同じ商品を扱っている店は全国にごまんとあります。
その薬屋さんもご多聞にもれず、市内に数店舗、同じ商品を売っているライバル店があります。
それだけじゃありません。
今は何でもネットで売られる時代。
Amazonや楽天で検索すれば、それこそ何十店舗もライバルが表示されます。
お客さんは、どのお店から買っても良いわけです。
どこで買ったって商品は同じなんですから。
となると、何かでライバルに差をつけて、あなたのお店を選んでもらわないといけないってことになります。
その差をどこでつけましょうか?
品ぞろえ、利便性でAmazonに勝つのは大変ですよね。
ワンクリックで買えるし、翌日には自宅まで届けてくれる。
価格ではドラッグストアに勝てないですよね?
あっちは大量仕入れ、大量販売ですから。
実際、我々小さな薬局が仕入れる仕入れ値よりも、ドラッグストアの売値のほうが安いことさえあります。
では、他に「あなたから買う理由」はないでしょうか?
ライバルにはマネできない、あなただけが提供できる「理由」。
その「理由」の一つが、関係性です。
同じ商品を買うのなら、信頼できる人から買いたい。
好きな人から買いたい、と思うお客さんは一定数います。
まして薬のように専門性が高く、素人では良し悪しを判断しにくい商品はなおさらです。
自分のことをよく理解してくれて、自分にピッタリ合ったものを提案してくれる、信頼できる専門家から買いたいと感じるのは、当然の心理です。
「だったら別に、お役立ち情報だけで良いんじゃないの?
健康情報さえ書いていれば、専門性はアピール出来るし。
近況報告なんて個人的なこと、書く必要ある?」
そう思われるかもしれませんね。
でもね、今の世の中、お役立ち情報だけなら山ほどネットにありますよ?
病院もNHKも製薬メーカーもライバル店も、みんなお役立ち情報を発信しています。
専門家であれば、役立つ情報を発信しているのは、今や当たり前のことなんです。
その中で、「あなただから信頼できる!あなたに自分の大切な健康を任せたい!」と思ってもらうためには、もっともっと近しい関係にならなきゃいけないんです。
あなたの考え方や価値観に触れ、共感し、好感を感じることでやっと、お客さんにとってあなたは唯一無二の「一番身近で信頼できる専門家」という立ち位置を確保できるんです。
そのために一番手っ取り早いのは、あなたの近況を伝えること。
最近起こった出来事と、その時にあなたがどう感じたかを書くことです。
それを読んだお客さんは、あなたの人柄を感じ取ることができます。
「あぁ、この人って良い人なんだなぁ~。きっと私のことも大切に扱ってくれるに違いない!」とか、「私とこの人は共通点があるな~。なんだか親しみを感じるな」って。
そうなれば、あなたはお客さんにとって、替えのきかない存在になります。
お客さんにとって大切な健康づくりを、あなたに任せる理由ができます。
つまり、あなたから買う理由が出来るんです。
今の時代、商品も情報も溢れています。
商品やお役立ち情報だけでは、選ばれる理由にはならないんです。
地域密着型の小さなお店にとって、あなたにしか提供できない価値、一番身近な信頼できる専門家というポジションが欠かせない時代になっています。
これがダイレクトメールやニュースレターに近況報告を書くべき理由です。
ぜひ、あなたの人柄をどんどん伝えて、お客さんの親しみや信頼を獲得してくださいね!
■繁盛店になるためのまとめ
1.選ばれるためには理由がいる
2.商品や情報だけでは差がつかない
3.一番の選ばれる理由は「関係性」
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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