ニュースレターの3つの役割
先日、クライアントさんから
こんな質問をいただきました。
「ニュースレターは来店客に
手配りしたほうが良いですか?
それとも郵送が良いですか?」
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
これは良い質問ですね!
手配りが良いか郵送が良いか。
それはニュースレターの
役割を考える必要があります。
■第一の役割は関係性の維持
ニュースレターの第一の役割。
それは関係性の維持です。
集客のなかでも
新規のお客さんを獲得するのは
コストも労力もかかりますね。
せっかく出会った
新しいお客さんとの関係、
無駄にしたくないですよね。
ニュースレターは
お客さんと定期的に
コンタクトを取ることで、
関係性を維持する役割があります。
というのも、一定以上
コンタクトを取らないでいると
お客さんはあなたの店のことを
思い出しにくくなるからです。
思い出しにくくなった結果、
足が遠のいてしまい、
来店しなくなります。
何も働きかけなくても
しばしば来店してくれるなら
店頭でのコミュニケーションだけで
充分関係の維持が出来ます。
しかし大抵の業種は
お店側から働きかけをしないと
だんだん関係が薄れていきます。
そこでニュースレターを送付して
関係性を維持するんですね。
■第2の役割は関係性の強化
2つ目の役割は
関係性の強化です。
ニュースレターで
関係性を強化できる理由は
2つあります。
1つは情報発信。
お役立ち情報や
スタッフさんの近況報告など
読んで面白い情報を発信します。
お役立ち情報を読むことで
お客さんはあなたのことを
「信頼できる専門家」だと
認識してくれます。
また、近況報告を読むことで
あなたへの好感度が
アップします。
このように、情報発信することで
お客さんとの関係性を
強くすることが出来ます。
もうひとつは接触頻度です。
人間は接触頻度が
高ければ高いほど
相手のことを好きになる
心理学的な傾向があります。
ニュースレターを
送付することで
店頭以外でも接触機会を
作り出すことが出来ます。
ニュースレターを送付しないと
来店した時にしか
接触することが出来ません。
ニュースレターを送ることで
接触回数を増やすことができ、
お店やスタッフさんへの
好感度を高められるんです。
■第3の役割は来店促進
3つ目の役割は
来店促進です。
ニュースレターは
単にお役立ち情報や
近況報告だけを
伝えるツールではありません。
イベントの案内や
商品の魅力の発信も
重要なコンテンツです。
イベントや商品の情報を
発信することで
「お店に行ってみよう!」
と思わせることが出来ます。
ニュースレターの役割のうち
店頭手渡しで果たせる役割は
情報発信だけです。
関係性の維持も、
接触頻度を高めることも
来店促進をすることも
手渡しより送付する方が
高い効果が見込めます。
つまり、ニュースレターは
一般的には店頭で手渡しするよりも
お送りする方が効果的だと言えます。
ただし、全ての業種で
同じことが言えるわけではありません。
この質問をしてくれた
クライアントさんの業種は
医療関係です。
通常のビジネスの場合、
来店するかどうかは
お客さんの意思ひとつで
決めることが出来ます。
しかし医療関係の場合は
来店しなければ
病気の治療が出来ません。
来店促進しなくても来店しますし、
定期的なコンタクトも
取ることが出来ます。
このような業種の場合
送付するメリットは
接触機会を増やすことだけに
限定されます。
となると、コスト以上の
効果が見込めるかどうかは
微妙なところですね。
医療機関であっても、
何か商品やサービスを
売りたいという場合は
送付する方が良いですね。
世の中の大半の業種では
ニュースレターは
送付する方が効果が高いです。
しかし一部の業種では
手渡しでも構いません。
送付が良いか、手渡しが良いか。
それはニュースレターの役割と
業種によって変わる、ということです。
あなたの業種はどうですか?
■繁盛店になるためのまとめ
1.NLの第一の役割は関係維持
2.第二の役割は関係強化
3.第三の役割は来店促進
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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