補助金に受かる計画書、受からない計画書
正直に言います。
昔は補助金に
全く興味がありませんでした。
補助金でお金を得るよりも
自分でビジネスの仕組みを作りたいって
思っていたからです。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
でもね、最近は違います。
補助金はお金を貰うものではなく
時間を貰うものです。
ビジネスの成長のために必要だけど
お金がないから出来ない。
お金が出来るまで待っていたら
ビジネスの成長が遅くなる。
補助金はそんな
「お金が出来るまでの時間」を
与えてくれるものです。
お金を貰うために
補助金を使うのではなく
「成長スピードを上げる」ために
補助金を使うんです。
お金がないからマーケティング出来ない
って嘆いている人は
しっかり利用すべきだと思います。
少し前の私がそうだったように。
今回は家業の薬屋立て直し物語。
「儲け下手社長の繁盛記」第20回。
今回は補助金の計画書を書いたけど
同業者にダメ出しされた話(笑)
■こっそりセミナーを受けに行ったらバレタ
狙っていたのは持続化補助金。
集客や販促に関わる費用なら
幅広く使える、使い勝手のいい補助金です。
しかも補助率は2/3。
チラシ代もWEBサイトもPPC広告も
何でも66.6%OFFに出来るようなもの。
給料を削ってチラシ代を
作っていた私にとって
まさに救世主のような存在です。
で、早速公募要領をダウンロードして
中身を見てみました。
いかにもお役所言葉的な
難解な言い回しの説明文が
ズラッと並んでいます。
頑張って読んだけど、
意味が分からない。
今でこそ持続化補助金セミナーの
講師を務めたりしていますが、
最初はチンプンカンプンでした(笑)
そこで私、セミナーに
行くことにしたんです。
昔名刺交換したことのある
中小企業診断士の先生が
ミニセミナーを開催するのを知ったから。
昔一度お会いしただけだし、
私のことなんか
もう忘れてるだろうと思って。
バレましたね(笑)
「梅崎先生でしょ?
何でいるの?」って言われました(笑)
でも快くセミナーを受けさせてくれました。
セミナーで教えてもらったことは
本当に役立ちました!
それはこんな内容です。
■補助金の成否を決めるのは「計画」
持続化補助金の申請のためには
様々な書類を出さないと
いけないんですよ。
ただ、ほとんどの書類は
書くべきことが決められてるので
他の申請者とは差がつきません。
じゃ、どこで採択不採択を
決定しているのか。
それは計画書です。
持続化補助金に応募するときは
会社全体の経営計画書と
補助金を使った事業計画書の
2つを書く必要があります。
その2つの計画書の内容でしか
差がつかないんですよね。
どうやったら他の申請者よりも
評価の高い計画が出来るか。
それは補助金をちゃんと
有効活用できるかどうか。
そして現実味があるかどうかです。
例えば公募要領には
計画書の評価するときの
4つのポイントが紹介されています。
ザックリ言うと、
お客さんのニーズに合わせて
自社の強みを活かした現実的な
マーケティングを評価する、という話。
評価ポイントをしっかり押さえながら
実現性のある計画書を書けば
採択されるな!と思いました。
そこで兄の店の強みと課題を書き出し、
お客さんのニーズを示す根拠も記載し、
ニーズに合わせた具体的な取り組みを
計画書に落とし込んでいきました。
ある程度仕上がったところで
知り合いの診断士に見てもらったんです。
彼は一言こう言いました。
「分かるけど、つまらん」
■「計画書がつまらない」と言われた理由
つまらんって何や!?
って思いましたけどね。
そこはグッと我慢です。
何がつまらんって聞いてみました。
彼が指摘してくれた
「つまらんポイント」は
こんなものでした。
- 業種特有の事情が説明不足
- 文字ばっかりでイメージしづらい
- 行間が詰まりすぎて読みづらい
- 数字が少ないから具体性にかける
- 取り組み後の変化が地味
なるほど、聞いてみるもんですね。
確かに言われてみればそうでした。
お役所の書類みたいな書き方だったし、
読み手への配慮もなかった。
地味って言われりゃそうかもしれない(笑)
ムカついたけど、正しい。
こういうポイントを外した計画書は
受からない計画書。
しっかりポイントを押さえた計画書は
受かる計画書ってことなんですよね。
指摘を受けて書きなおした計画書を
申請してみたところ
見事採択されました。
翌年、私の知り合いの社長2名に
私の書き方を教えたところ、
2名とも採択されました。
去年、私個人でもう一度申請したら
またまた採択されました。
補助金で大事なのは計画です。
ポイントを押さえた、
伝わりやすい計画を作れば
評価してもらえるんですよね。
補助金があったことで
思い切ったチャレンジを
すすめることが出来ました。
毎月2~4種類のチラシを作っては
配布して反応をチェックしたんです。
なんせ補助率は2/3、
上限50万まで使えます。
チラシを何万部もまけますからね。
補助金を使って、
お金を貯めるまでの時間を
ショートカットするだけでなく、
チラシ作りのノウハウを
身に着ける時間も買ったんです。
その時のチラシ作りの経験があるから
今、チラシで反応が取れるようになった。
マーケティングの不安が減って
ビジネスが楽しくなったと思っています。
チラシテストの話は
次回以降にお話しますね。
もしあなたが、手元の資金が少なくて
チャレンジが出来ないとか、
お金がかかるから
マーケティングを諦めているなら
補助金を検討してみませんか?
あなたのビジネスの成長を
グッとスピードアップさせてくれますよ。
■繁盛店になるためのまとめ
1.持続化補助金は使いやすい
2.補助金の要は計画
3.評価される計画作りにはコツがある
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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