スタッフが「働きたくなる」ようにするには
人の問題って本当に難しい!
この人口減少社会では
人材確保と育成は
経営の中心にすべき課題です。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
前回、私がスタッフの心情に
配慮しなかったために
店内がギスギスした経験を
お話しました。
今回はその続きです。
■関係改善のためのミーティング
やっぱり、人間関係が悪く
チームワークが出来ていないと
どんな取り組みも
うまくいかないんですよね。
そこで人間関係改善のために
週1回のミーティングを始めました。
1週間の内、比較的お客さんが
少ない時間を選んで。
皆で取り組むべき課題を1つ決めて
継続的に話し合うミーティングです。
例えば、定時に帰れるように
業務を絞りこみ、効率化する、とか。
ミーティングの場で課題を
発見するのではなく、
事前に決めたテーマで話し合います。
本来はスタッフ自身に
課題を見つけてもらうと良いんですが、
雰囲気が悪い状態でそれをすると
ミスをつつき、犯人探しをする
嫌なミーティングになりがちです。
話し合った内容を私が議事録にして
スタッフに配ってました。
で、1週間取り組んでみて
結果はどうだったかを
また話し合うわけです。
チームでPDCAを回すイメージ。
私自身は出来るだけ話さず、
スタッフに意見を求めて
話してもらうようにしました。
私がメインで話すのなら
ただ指示を出すのと
変わらないですからね。
この週1ミーティングは
それなりにうまく機能しました。
始めはなかなか意見が出ませんが
根気よく話を振り続けることで
少しずつ皆が話すようになりました。
一番良かったのは、
お互いが何を考えているのか
何に取り組んでいるのか分かること。
一緒に働いていても
他のスタッフが何をしてるか
分からないことも多いんですよね。
大抵の場合、人間関係の悪さや
チームワークが出来ない理由は
コミュニケーション不足です。
お互いへの理解が足りないから
共感や協力、連携が不足し、
不満が溜まる。
で、更に店内がギスギスする。
コミュニケーションの場を作ったのは
その悪循環を断ち切る
有効な方法になりました。
ミーティングがうまくいったことで
気を良くした私は
また、失敗を犯したんですよね。
■スタッフの望みを知らなければいけない
ミーティングの次に取り組んだのは
店の人事を変更すること。
創業会長が店の薬局長を
兼ねてたんですが
もう既に70歳近い高齢。
で、50代の女性に
薬局長を依頼したんです。
本人は気乗り薄でしたが
店の状況をつぶさに伝えて、
何とか引き受けてもらって。
これが失敗でした。
薬局長になった女性は
責任感と重圧にさらされて
暴走しはじめました。
週1ミーティングは
コミュニケーションの場ではなく
ミス報告と犯人探しの場になりました。
望まない管理職を突然任され、
精神的にも参ったんでしょうね。
言葉遣いがきつくなって
他のスタッフはいつもピリピリ。
創業会長とも激しく対立しました。
スタッフに教育を施したり
新しいポストに据えるには
本人がそれを望んでないといけない。
それが分かってなかったんですよね。
嫌と言うほど思い知らされました。
なにせ、女性薬局長を任命した後
長年勤めてくれたスタッフは
たった1名を除いて全員
退職してしまったんです。
新しい人を採用しても
3か月もすれば辞めてしまう。
短ければ1週間で来なくなる。
全ては私が、彼女の望みや
希望を無視した人事をしたから。
最後には彼女も辞めてしまいました。
この時の経験があるので
今は何か役職をお願いするときには
充分検討する時間を作っています。
大切なのは仕事や役職を
「やらせること」ではなく、
「したくなるように仕向ける」こと。
今の薬局長とは、1年近く
「仕事を通じで何をしたいのか」
「したくないことは何か?」
「出来ることと出来ないこと」
「すべきこととすべきじゃないこと」
など、彼自身の価値観を共有しました。
意外と、本人も
自分が何を望んでいるか
気付いていないことも
多いんですよね。
その上で、彼の将来像と
会社の将来像が交わるように
少しずつ価値観のすり合わせをし、
その後、薬局長に任命しました。
薬局長になる、という将来を
明るくイメージできること。
これが大事なんですね。
いくら必要なことで
理屈では正しい判断でも
スタッフの感情を無視しては
機能しないんです。
■採用はマーケティングだ
人がドンドン辞めていく。
これは精神的にやられます。
あまりに辞めていくので、
社長と二人、半べそをかきながら
「こんなに人が辞めるのは
社会に必要ない会社だ。
店を閉めよう」って話したのを
今でもよ~く覚えています。
実は今でも、スタッフが
小さな声で話しかけてくると
心臓が縮む思いをします。
完全にトラウマ状態ですね(笑)
スタッフが去ってしまう以上
新しく採用しないといけません。
でも、今までと同じ採用の仕方では
またすぐ辞められてしまう。
そこで私と社長は
覚悟を決めました。
そのことが、状況を一気に
好転させてくれました。
続きはまた次回に。
■繁盛店になるためのまとめ
1.コミュニケーションの場を設けよう
2.望まない人事は店を壊す
3.スタッフの価値観を知ろう
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