2021-10-02
消える皆勤賞と採用計画
先月の日経新聞に「消えゆく皆勤賞」という記事が上がっていました。
欠かすことなく学校に出席した児童に贈られる「皆勤賞」を取りやめる学校が増えているという内容です。
従来、皆勤賞は内申点の加点になっていたり、褒賞される機会になっていました。
「休まない」ことが良いこととされていたからです。
若い頃は「24時間働けますか?」というCMがあったくらいですからね。
ところがその意識は、今はかなり変わっています。
「辛くても我慢して休まない」というのは美徳ではなくなりました。
様々な体質や性格の人々がいるなかで、休まず登校すべきというのは時代に合わないというわけです。
皆勤賞がなくなることの是非・感じ方は、人それぞれでしょう。
ただ、経営者として忘れてはいけないのは、「休むことは悪くない」「適切に休むべき」という考えを持つ人たちが、将来の働き手になるということです。
そのような価値観をもつ若い世代を採用するためには、休みやすい職場作りが欠かせません。
経営者の中には、「休むことは悪」という意識を変えられない方もいます。
が、今後はそのような会社は採用難に陥るでしょう。
社会は常に変化し、人々の意識や求めるものも変化しています。
変化に対応し、期待に応えられなければ生存できません。
それは採用でも同じです。
休みが取りやすいような仕事の仕組みを構築しなければなりません。
長年かけて作られた会社の仕組みは、急激には変わりません。
将来に備え、今から仕組みを変える取り組みを始めましょう。
何をどう変えるべきか、計画を立て、一つ一つ形にしていくことで、変化に対応できます。
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