2021-11-16
新規事業はここも考えよう
事業再構築補助金のご相談が続いています。
様々なご相談をいただいているなかで、共通して検討が不足している部分があることに気づきます。
それは次の3つです。
一つ目は差別化です。
事業再構築はビジネスモデルの大きな変革を伴います。
ターゲットや商品・サービスの変化が必須なので、ご相談に来られる方は皆さん、ターゲットや商品については考えておられます。
しかし、多くの事業者さんが、新たなビジネス展開を考えています。
自然と、ターゲットや商品・サービスが似たようなものになりがち。
単に自社にとっての新商品を売り出すだけでは、選ばれる理由がありません。
事業再構築後の競合はどんな事業者なのか。
競合が売っている商品はどのようなものなのか。
それに対し自社はどんな点が異なる商品を提供するのか。
そしてその違いは顧客が望んでいるものかを検討しましょう。
2つめは販路です。
新たな商品を開発することに意識が行き過ぎて、「どうやって売るか」は考えられていないことがあります。
見込み客の獲得方法、新規顧客への転換、リピート化などの方法を検討しましょう。
3つめは体制です。
新規事業に取り組む際、どんな業務が発生するのか。
その業務を誰が担当するのか。
社外の協力者は誰か等が検討できていないことがあります。
具現化できなければ、新事業は絵に描いた餅です。
差別化要素、販路開拓、そして実施体制。
事業再構築を考える時、この3点が十分検討されていないことがあります。
準備不足の状態で投資をするのは非常にリスキー。
しっかり検討を重ねて始めてくださいね!
コメントを残す