2021-08-16
分からない数値を概算 フェルミ推定
新しい事業を始めたい。
補助金の申請をしたい。
新商品を開発し販売したい。
でも、ニーズがあるのか分からない。
市場があることを示したいけど、統計情報等がない。
そんな時はフェルミ推定を使ってみましょう。
フェルミ推定とは正確な数値が分からないときに、入手可能な情報をもとに、おおよその数値を推計する方法です。
ビジネスにおいて、経営判断をするためには、数値情報が欠かせません。
しかし、自分が欲しい数値情報が揃っていることは稀です。
高額なお金を払えば調べられることもありますが、毎回そんなことは出来ません。
そんな時にフェルミ推定を使います。
例えば、こんな感じで推計します。
ある街で、揚げ物惣菜の販売店を作りたいとします。
その街で揚げ物惣菜を買う人がどれくらいいるか=市場規模を知りたい場合、次のような式が考えられます。
市場規模=街の人口×惣菜を買う人の割合×揚げ物の購入割合
上のデータは検索すれば出てきます。
人口10万人の場合、4.78万人が月に1回以上揚げ物惣菜を買うと推定できます。
あとは、そこに競合がどれくらいいるかや、シェア率をどれくらいに想定するかをかけ合わせれば、売上の仮説を立てることができます。
仮説をみて、ビジネスが成り立つと思えれば、実行する価値がありますよね。
新商品を発売したり、新事業を始める時、勘を頼りに取り組み始めるのはリスクが高すぎます。
実現性の高い経営計画を作るときには、出来るだけ数値に基づいた仮説を立て、仮説をもとに計画を作るようにしましょう。
前後の記事
前記事
経営理念が浸透しない理由
次記事
意図が伝わらない原因
コメントを残す