「お客様の声」は前向きに活かしましょう!
お客様の声って、よく「改善点を教えてください」みたいなのがありますよね。
でもこれ、合う時と合わない時があります。
改善点やクレームを聞くのは、ビジネスが成熟・衰退期に入っている時期は有効です。
何もしなければそのまま終焉に向かうのを、食い止めるヒントが見つかるかもしれないからです。
でも、これから成長させる時期に、改善点を聞いてしまうとマイナスになる場合があります。
お客さんは素直です。
改善点を聞いてしまうと、頭の中で一生懸命に不満点を探します。
お客さんは親切に不満を教えてくれるんですが、同時に、「ああそうだ、私はこの店に不満なんだ」と思い込んでしまいます。
これはビジネスの成長期には痛手です。
もう一つ、不満やクレームは、喜びの声以上に心に刺さります。
そりゃもう、グッサリと。
ですから、お客さんの不満に対して、必要以上に対応してしまいます。
その結果、一部の声の大きな人に合わせて、多くのお客さんが満足している現状を変えてしまうことがあります。
そうなれば、ビジネスの成長は逆に阻害されてしまいますよね。
お客さんの声を集めるときは、自分のビジネスがどのステージにあるか、よく検討して内容を決めましょうね。
そうそう、もう一つ。
お客様の声をいただいたら、読みやすく整えて、発信しましょう。
例えば先日ご連絡した、無料小冊子のモニターについて、こんなお声をいただきました。
「毎月の売上から経費を引いた後、残る残高が少ないことに悩んでいました。
商品を気に入って頂くために、割引したりしてましたが、これでは売上が減ってしまうと感じ、これで良いものかと。
他には、実際商品の試飲をしてもらったり。
ただ、数字的には大まかにしかみてないのが現実でした。
冊子を読んで、数字をもっと具体的に出すことの必要性を感じました。
また自分が思ってる理想像が、あやふやだったなと思いました。
それと、全くお客様のことが理解できてないかも?と思いました。
私も健康産業におりますので、一人一人元気に暮らしてほしいと願ってるわりには、あれ買って欲しいなとか欲のほうが出てるような気もしました。
自分はどこに向かってるのか、そんなに売上が上がらなくても、とりあえずお金が回ってれば大丈夫だと、変な安心感を持ってました。
しかし、月末には通帳とにらめっこしてるのが現状。
なんといっても経営者として甘すぎたと反省しました。
私と同じような悩みを感じている人には、「経営者は何もすごいことをすることではなく、コツコツと今ある現状を見直すことも大事」ということを伝えたいです。
この冊子には、そのノウハウが詰まってます。
読むか読まないかはあなた次第ですよ!」
このお客様の声、もともとの文章は、ほぼ変えていません。
少し順番を入れ替えたり、体裁を整えたりしています。
せっかくいただいたお声を、読みやすくお届けすることはとても大切です。
貴重な時間を費やして、声を寄せてくださったお客様のためにも前向きに活かしたいですね!
あなたもぜひお客様の声を
有効に活用してくださいね!
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