遠慮なければ必ず近憂あり

「遠慮なければ必ず近憂あり」
という言葉をお聞きになったことはありますか?
これは孔子の言葉で、遠い先のことを考えておかないと、必ず近い将来困難なことに見舞われる、という意味です。
これから先、どんなことが起こるだろうか。
何か変化があった時、どう行動すれば良いだろうか。
そのための備えとして、何をすべきだろうか。
常に先のことを考え、行動しなければならない、という教えです。
なんだか随分と当たり前のことを言っているように思えますね。
しかし、常日頃から遠い先の未来を見通して、あるべき姿を描き、その準備をしているかと言われると、ちょっと自信が持てません。
他にもこのような言葉があります。
「君子は遠慮あり。小人は近きに従う。」
ここで言う遠慮は、言葉や行動を控えめにすることではありません。
先ほどと同様、遠い先を考えることです。
「優れた人は遠い将来のことを考えているが、しょうもない人は目先のことばかり考えている。」という意味です。
なかなか辛らつな言葉ですね。
でも、あたっていると思います。
日々、忙しく仕事をしていると、つい目先のことばかりにとらわれがちです。
目先のおいしい仕事に飛びついたり、今日明日の売上のことばかり考えたり。
その結果、思わぬことで足元をすくわれたりしがちです。
遠い将来を見据えて、やるべきことを考える。
将来のあるべき姿を見据え、環境を分析し、あるべき姿に至る道筋を考え、行動する。
孔子の言葉からも、経営計画の大切さが分かりますね。
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