済んだことは仕方ない

過去の失敗を思い出して落ち込んだり、取り返しのつかない失敗をして思い悩む。
そんなこと、ありませんか?
私はあります(笑)
過去の失敗が唐突に頭に浮かんで、苦しい気分になることが時々あります。
孔子の言葉で
「成事は説かず、遂事は諫めず、既往は咎めず」
というものがあります。
終わったことをどうこう言っても仕方ない。
やってしまったことを追求しても前に進まない。
昔のことをとがめても良いがいない。
そのような意味の言葉です。
一言で言ってしまえば、「済んだことは仕方ない。」ということですね。
確かに、過去は変えられません。
済んでしまったことをくよくよ考えても、何も生まれませんよね。
菜根譚という書物にも同じようなことが書かれています。
「失敗をクヨクヨ考えるより、将来失敗しないように心がけるべき」
という内容です。
悔いるくらいなら活かせ、ということでしょう。
ビジネスに挑戦は不可欠です。
そして挑戦は9割がた失敗するものです。
また、長くビジネスをしていれば、大きなミスもあるものです。
失敗やミスを後悔し、思い悩むだけでは何の進歩もありません。
しかし、その失敗から学び、これからの取組に活かす気付きを得ることができればどうでしょうか?
失敗は成功のタネになり、ミスは成功の足掛かりになります。
過去の捉え方を変えれば、失敗もミスも糧になります。
失敗やミスを糧にするには、きちんと振り返る機会が必要です。
PDCAを回し、取り組みの結果を冷静に、真摯に受け止め、次に活かせば、成長に繋がります。
ミスや失敗を活かせるようになりたいですね。
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