期限が人を動かす

ビジネスは詰まるところ他人をどう動かすか、という点につきます。
顧客を動かして、自社商品の購買という行動をとってもらったり、社内の人材を動かして生産性の高い仕事を行ってもらうために様々な施策を講じます。
さて、人を動かす時に欠かせない要素が「期限」です。
人間は期限がないと行動できないものです。
見積もりに期限がなければ、相手先は真剣に購入を検討しませんし、従業員への指示も期限が不可欠です。
夏休みの宿題でも、期限ぎりぎりまでやらなかった、という人は少なくありません。
補助金申請も期限直前に申し込みが殺到します。
どんなことでも、期限が切迫してから初めて行動する人が多いのです。
経営者も同じです。人間ですから、期限がないものは先延ばしにしがちです。
例えば、急いで納品しないといけない仕事は頑張れても、特に期限がない計画策定などの仕事は「後でやろう」となりがちです。
人はもともと、切迫しないと動けないようにできています。
経営計画を策定したり、計画が進んでいるのかチェックをし、改善する仕事は経営上、大きな効果があります。
それでも、期限がなければ動けないのです。
他の仕事も同じです。
新しいチャレンジが必要だと思いながらも、期限を定めず「いつかやろう」と思っているだけでは、一向に取り掛かれないでしょう。
期限を設けるからこそ、初めて「やらなきゃ!」と思えるのです。
人を動かすという意味でも、経営計画を作ることは有効です。
今年度の目標を明らかにするとともに、誰が、いつまでに、どんな取り組みをするのか行動計画を作ります。
期限を決めるので、行動を起こしやすくなります。
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