PRすべきは顧客にだけじゃない

広告宣伝というと、お客さんに対して自社製品の価値を訴求して、買ってもらう活動というイメージですね。
ブランディングも同じように、顧客に対して自社の特徴や価値を伝えるイメージがあるかもしれません。
しかし、自社の価値を伝えるべき相手は顧客だけとは限りません。
仮にあなたが製造業で、最終製品に使われる部品や素材を作っているとします。
その場合、顧客になるのはメーカーです。
ですから、自社製品を販売するためにメーカーに営業活動をするのはとても重要です。
でも、それとは異なる方法で、大成功を収めた部品メーカーがあります。
誰もが知っている「インテル」です。
「インテル入ってる」というキャッチコピーは有名ですね。
インテルは積極的な情報発信で、消費者に「インテル製品は高品質だから、インテル製品が使われているPCも良いものだ」というイメージを持たせました。
そうすることで、消費者はインテルが使われたPCを求めるようになりました。
そうなればメーカーはインテル製品を使わざるを得ません。
消費者の支持を得ることで、顧客であるメーカーを動かしたというわけです。
同様の事例はとても多くあります。
フライパンに使われるテフロン、スポーツ用品に使われるゴアテックスなども、素材に対する消費者のブランド認知を高めることで、取引量を増やしました。
最終製品の価値の中核を占める素材を製造しており、なおかつ素材のブランド認知が低いのなら、消費者に対する情報発信を強化するのも一手です。
最終消費者の支持を得られれば、メーカーは動かざるを得ません。
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