2021-08-29
考えるより当たれ
「考えるより当たれ。
体当たりによって生きたアイディアが生まれる」
こう言ったのは、ミスター合理化の異名を持つ、石川島播磨重工業の創設者、土光敏夫さんです。
経営者の一番重要な仕事は「考えること」です。
ビジネスを通じて何をしたいのか。
どうすれば実現できるのかを考えて考えて、考え抜くのが経営者の務めです。
その一方で、考えるだけでは無意味だとも思います。
冒頭の言葉は、考えなしに行動しろと言うことではないと思っています。
しっかり考えたら実行して試してみる。
そしてその結果や経験をもとに、改めて考える。
その繰り返しが最も確実な成長方法だと思うのです。
その意味では、経営計画の要は行動計画にあるのではないでしょうか。
想いや目標を掲げるだけでも、立派な数値計画を立てるだけでも不十分。
行動を前提にした計画を立てることが必要なのだと思います。
経営計画や補助金の申請支援をしていると、時々「これは無理があるのでは?」と思える計画に出会います。
人員や資金、時間が不足している計画を立てても、結局行動には結びつかないものです。
また、計画を立てるだけで満足してしまう方もいます。
昔の私もそうでしたが、計画を立てると、それなりに仕事をしたような気になってしまうんですよね(笑)。
でも、もちろん行動が伴わなければ何の成果も出ません。
しっかり考え、サクッと行動して当たってみる。
結果を検証し、また考えて再度当たる。
体当たりによって生きたアイディアが生まれることを忘れないようにしたいですね。
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