バタバタ貧乏期の過ごし方
集客がこんなに難しいなんて
思ってもいませんでした。
チラシまけばお客さんが来る。
看板出せばお客さんが来る。
そう思ってたんですよね。
こんにちは。
天心堂L&Cコンサルティングの梅崎です。
家業の薬屋立て直し物語。
「儲け下手社長の繁盛記」
今日は第8回です。
実際に改善に取り組み始めて
私は鼻っ柱をボキーっと
へし折られました・・・。
■集客?チラシまけば良いじゃんのワナ
私は「中小企業診断士」っていう
経営コンサルタントの国家資格を
取得しています。
経営全般の知識はもちろん
集客や人材育成の勉強も
しっかりしてきました。
だからね。
集客も出来るだろって
タカをくくってたんですよね。
集客出来ないのは
行動しないからだ。
適切な知識に基づいて
行動すれば集客できる、なんてね。
でもね、そうじゃなかった。
「知っている」ことと
「できる」ことの間には
分厚いガラスの壁があるんです。
手を伸ばせば届きそうだけど、
お客さんがつかめそうだけど、
全然届かないの。
何をやっても、お客さんを
集めることが出来ませんでした。
コストばっかりかかってね。
「俺が経営を立て直す!」なんて
鳴り物入りで取り組み始めた物だから
結果が出なくて格好悪いのなんの(笑)
本当、いたたまれなかったですよ(笑)
ここから半年間、
うっすら反応が出てくるまでの間は
真っ暗なトンネルを進んでいるような
感覚がしていました。
■典型的なバタバタ貧乏
本当に、色んなものに手を出しました。
とにかく、どれが当たるか分からないから。
チラシ作りセミナーに行っては
勉強して試してみたり。
ブログが良いと聞いては
毎日ブログを書いてみたり。
動画を撮ったこともあるし、
イベントをしたこともあります。
立地が悪いせいだと思って
店の移転を検討したこともあります。
会社の持ち店舗だったので
もちろん却下されました(笑)
何か集客のヒントを得られないかと、
九州からはるばる、
岩手県や滋賀県まで見学に行ったり。
思いついたことは
とりあえず何でもやってみる。
バタバタバタバタ忙しいわりに
売り上げは下がり続ける。
そんな典型的なバタバタ貧乏の
時期を過ごしました。
でもね、この時期の
バタバタ貧乏の経験があったから
のちに売上アップが出来たんだと
思っています。
新しいことに取り組んだり
店の変革をしようとするとき、
または創業した直後は
確実にバタバタ期があります。
そのバタバタ期をどう過ごし、
どういう手を打つか。
気付きを得られるかが
その後の成長につながります。
■バタバタ貧乏期の過ごし方
戦略を立てたとしても、
それを実現するのは
とっても大変です。
どんなやり方をすれば
集客力がアップするか、
始めたばかりの頃は分からない。
だからバタバタするわけです。
バタバタ貧乏の時期は
「知識」に「経験」を加えて
「知恵」に昇華する時期です。
「知識」というのは情報です。
事実やデータ、理屈です。
自分の中にインプットするもの。
知識を得る、とは言うけど
知識を出す、とは言いません。
「知恵」というのは
どうすれば上手くいくか、という
物事を適切に処理する能力。
知恵はアウトプットするもの。
知恵を出すって言いますよね。
「知っている」と
「出来る」は違う。
その理由は、知識が知恵に
なっていないからです。
知識と知恵の関係は
食材と料理法の関係に似ています。
知識は食材。
知恵は料理法。
どんなに良い食材があっても
料理法がデタラメなら
美味しい料理にはなりません。
逆に料理法が素晴らしくても
食材が腐っていたら食べられない。
適切な知識と適切な知恵。
この組み合わせが大切なんです。
知恵を得るために必要なのは
知識と経験です。
インプットして得た知識に基づいて
行動して経験を積む。
そして成果を出すための
知恵を身に着ける。
バタバタ貧乏期の過ごし方は、
とにかく行動すること。
セミナーに参加する、などの
知識を得るための行動ではなく、
得た知識を「使ってみる」行動です。
そうすることで、
どうすれば知識を自分の店で
活かすことが出来るか。
その方法を身につけられます。
そしてその知恵こそが
バタバタ貧乏から抜け出す
カギになります。
ただし。
経験上、2つほど
注意してほしい点があります。
1つはすぐ諦めないこと。
1回チラシをまいて
反応がなかったからって
止めないことです。
知識を知恵にするには
一定量の経験値が必要です。
失敗も良い経験。
学ぶことは多くあります。
2つ目は全財産をぶっこまないこと。
たった1回の経験で
知識が知恵になることはありません。
何度も何度もトライして
テストを繰り返すから
少しずつ知恵が身につくんですよね。
だからチラシでもレターでも
小予算から始めてください。
何度も何度も修正を繰り返すことが
大前提になるからです。
私もね、そうやって
小さなテストを繰り返しながら
少しずつ経験を積みました。
必ず新しいことをするときは
バタバタする時期が来ます。
バタバタ行動するのはOK。
行動の結果を見て、
良かった原因、悪かった原因を
考えてみてください。
そこに知恵のヒントがあります。
次回はまだまだバタバタ期の私が
何とか経営改善のとっかかりを
掴もうとした話です。
■繁盛店になるためのまとめ
1.知識+経験=知恵
2.知恵がつくまではバタバタする
3.テスト、テスト、とにかくテスト
あなたのお店が繁盛店になることを願っています。
いつでもご相談下さいね!
応援していますよ!
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