この記事を書いているのは8月末です。
相変わらずコロナの影響が続いており、様々な支援策も打ち出されています。
特に多くの方の関心を呼んでいるのが補助金です。

目玉施策である事業再構築補助金はもちろん、持続化補助金やものづくり補助金など、様々な補助金が、経営改善のために活用されています。
それらを使うのは良いことですが、少し注意したいことがあります。

最近(この記事を書いている8月時点)で、かなり困った事態が起きつつあるのです。
それは、補助金に採択されたのに、融資が実行されない場合がある、というもの。

補助金は基本的に後払い制です。
いったん自分の資金で取り組みを行い、必要な証拠書類を整えて申請をすると、補助金が振り込まれる仕組みです。
ですから一度は自費で払わないといけないのです。

持続化補助金は補助金額が小さいのでそれほど問題はありません。
しかしものづくり補助金や事業再構築補助金は、数百万円～数千万円規模の補助金です。
当然、自前の資金だけでは足りません。

補助金に採択されて喜んだのも束の間。
融資を実行してもらえず、結局取り組みが出来ない事例をちょこちょこと耳にします。
融資できない事情は様々でしょうが、これでは困ってしまいますよね。

補助金を活用する場合は、必ず金融機関と綿密な打ち合わせを行いましょう。
金融機関の意見を聞き、融資を受けられるような計画にしなくてはなりません。
ぬか喜びにならないよう、抜かりなく準備してくださいね。

前後の記事