「それはあまり意味ないんじゃないの？」
「そんなことしたって、成果は出ないんじゃないの？」

誰かのビジネスの話を聞いたとき、上記のような感想を持つことはありませんか？

私も仕事柄、経営者さんの話をお聞きすることが多いので、時には「う～ん、なんだか迷走してるみたいだなぁ」「それはあまり効果的だと思えないなぁ・・・」と感じることも少なくありません。

ですが、迷走しているように見えても、致命傷にならなさそうなら「それはダメじゃないですか？」と言わないようにしています。
傍目には迷走にしか見えなくても、その結果うまく行った事例が多々あるからです。

私が講師を務める柳川起業創業セミナー出身者の方もそうでした。
開業後1～2年、鳴かず飛ばずで資金も減り続けの状態。
打開策を聞いてみると、アレコレ頑張っているようでしたが、どれも効果的とは思えない。

私や同席した先輩経営者がアドバイスをしましたが、結局考えを変えることは出来ませんでした。
そして数年後、その会社は立派に成長し、急成長を遂げていたのです。
心底驚きました。

迷走に見えていたその経営者の考えを愚直に推し進めた結果、厳しい状況を打破していたのです。
この時、人の迷走を笑ってはいけないと実感しました。愚直な行動は、時として賢しらな助言に勝るのですね。

経営者として「正しい」と思った行動をしましょう。
迷走と言われても気にする必要はありません。
ただし、失敗して致命的なダメージを受けないように、しっかり計画を立ててから、ですね。

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